ELISAキット
ヒト由来エクソソーム定量用キットのラインナップ
▶ヒト由来エクソソーム定量用CD9/CD9 ELISAキット
▶ヒト由来エクソソーム定量用CD63/CD63 ELISAキット
血液サンプルや細胞培養上清からエクソソームを直接定量できます!

エクソソームの定量法としては、エクソソームが含むタンパク量で代替したり、ナノトラッキング法による粒子解析がありますが、これらの方法は超遠心法などで一旦エクソソームを精製する必要があります。
体液中や細胞培養液中のエクソソームを直接定量する手段は極めて限られており、これまで一般的な方法は開発されてきませんでした。
本キットは、エクソソーム・マーカーであるCD9とCD63それぞれに対する高性能抗体を用いたサンドイッチELISAにより、表面にCD9あるいはCD63分子を持つエクソソームを相対的に定量することができます。
特長
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血液サンプルや細胞培養上清などに含まれるエクソソームを直接定量できます。
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特殊な装置は不要で、通常のプレートリーダーがあれば測定できます。
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標準試薬として保存安定性に欠けるエクソソームそのものを使用せず、CD9あるいはCD63を固定した粒子径200nmのビーズ(CD9あるいはCD63スタンダードビーズ)を利用することで安定性と再現性を確保できます。
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エクソソーム構造を模したCD9あるいはCD63スタンダードビーズにより補正することで各サンプルの相対定量が可能です。
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固相化したCD9抗体あるいはCD63抗体でエクソソームを捕捉し、HRP標識したCD9抗体あるいはCD63抗体で検出します。
データ例
3種類のヒトがん細胞株(HeLa, HCT116, HepG2)の培養上清(無血清)から超遠心法で精製したエクソソームを500ng/mLの濃度に希釈し、それぞれCD9/CD9ELISA(左図)あるいはCD63/CD63ELISA(右図)で測定しました。定量値はCD9(あるいはCD63)タンパク質を固定したスタンダードビーズによる標準曲線にあてはめてそれぞれのスタンダードビーズ相当量(ng/mL)で示しました。その結果、細胞腫によって表面のCD9、CD63の相対量に特長があることが分かりました。

図 CD9/CD9 ELISAあるいはCD63/CD63 ELISAによる精製エクソソームの定量
製品情報

本製品は、コスモ・バイオ 株式会社を通じて販売しております。
※2020年3月より、検体調製法が変更になっております。詳しくは上記データーシートをダウンロードしてご確認頂くか、お気軽にお問い合わせ下さい。